「春は巻物が釣れる」と1度は聞いたことがあると思います。
しかし、なぜ春になるとクランクベイトやスピナーベイトといった巻物が釣れるようになるのかを考えたことはありますか?
友達や知り合いの人などに聞いたからや雑誌に書いてあったからと、とりあえず投げているという人も多いと思いますがなぜ春になると巻物が釣れるのかを理解すると今まで以上に釣れるようになります。
春は巻物と言われる理由
「春は巻物」と雑誌や動画などいろんなメディアでバスプロの方が言われてますよね。
釣りがうまい人ほど春は巻く季節と言いますがそれはバスの生態を詳しく知っているからこそで春に巻物が釣れると言われる理由は主にバスの生態に関係しています。
春バスは目が見えない??
バスは春になると越冬していた深場からエサを求めて日当たりのいいシャローに差してきます。
冬場の間はあまりエサを食べずに深場で一緒に越冬しているギルや動きが鈍くなったエビなどをたまに食べるぐらいでそんな生活をしていたらバスもいろいろな器官が劣ってくると思います。
例えば「目」です。春のバスを釣ったときに目が赤いというか茶色がかっているバスが釣れたことあると思います。これはまだ解明はされてないことなんですが恐らく冬時期の低い水温で越冬していたバスが目が赤くなると僕は思っています。現にシャロー居残り系のバスやベイトをガンガン追えているバスは目が赤くありません。
目が赤いバスはまだ越冬から上がりたての魚で目が見えにくいのでスピードで騙して主にリアクションバイトで釣っていく巻物が有効ということになります。
イケイケな奴は浮いている??
まず、季節問わず巻物で狙うバスはどんな状態のバスを狙いますか?
もちろんフィーディングに入っているバスを釣るために巻物をチョイスしますよね。
春という季節はほとんどシャローエリアの岸際にベイトを追いやってバスは捕食します。これはおそらく沖でベイトを追い回すスピードも体力も無いからだと思います。そして春のバスは基本的に目線より上のベイトを追っていてベイトにつられてバスも浮いていることがあります。
その他にもプリスポーンのメスなどは卵がお腹にパンパンに入っているせいで浮いてしまうこともあるみたいです。
春に釣れる巻物の種類
春は巻物が釣れるという理由は分かったので次はどんなルアーを巻けば釣れるのかを考えてみましょう。
ハードルアー
巻物と言えば「クランクベイト」や「スピナーベイト」ですよね。
ハードルアーは主にリアクションバイトを誘うために使います。レイダウンに絡ませたり、スピードの強弱をつけてバスに見切られないようにしながらシャローエリアにガンガン投げていきましょう。
では春に有効な使い方を簡単に紹介します。
クランクベイト
障害物に強いハードルアーでレイダウンやリップラップなどのものに当ててリアクションバイトを誘おう。
スピナーベイト
ブレードがついていて小魚の群れをもしたルアーでこのルアーは中層をゆっくりと巻いてくるのが春にはおすすめ。
ミノー
細身の魚に似せたルアーで春は高速巻きでのリアクションやストップ&ゴーのようなスピードに強弱をつけた誘い方がおすすめ。
羽根モノ
羽根が付いたトップウォータープラグで一発狙うなら投げてみるのもいいかも。
ソフトルアー
ハードルアーがリアクションバイトを誘う釣りでソフトルアーは真逆の食わせの釣りです。
ソフトルアーは基本的にゆっくり水面直下あたりを巻いてくる釣りでデカバスがバイトしてくる瞬間が見えたりすることがあるので最高に楽しくてドキドキするつりなのでおすすめですよ。
ソフトルアーの巻物はただ巻くだけでどれも似たり寄ったりですが使いどころが重要になってくるので紹介します。
スイムベイト
スイムベイトはソフトルアーに直接トレブルフックが付いているソフトルアーでキスバイトでもしっかりかかってくれます。
シャッドテールワーム
シャッドテールワームはスイムベイトと形状は一緒ですがシャッドテールワームはオフセットフックを使います。オフセットフックを使うことによってカバーの中やオーバーハングにスキッピングで入れたりすることができ、デカバスに1歩近づくことができると思います。
スイムジグ
スイムジグとはラバージグにシャッドテールワームを装着したソフトルアーでルアーのボリュームをUPさせたり、レンジを1段下げたいときなんかにおすすめです。
春は思い切って巻いてみよう
春に巻物が釣れるというのは紛れもない事実でバスの生態に詳しくなればなるほど自身で実感します。
春は特にデカいバスが動き出すタイミングでワームをねちねちやっているとデカバスのフィーディングタイムを逃してしまうこともあり、もったいないので巻物をガンガン巻いて動き出すタイミングにアジャストしていきましょう。